BENETTON FORD B192
メーカー・スケール | タミヤ 1/20 グランプリコレクションbR6 |
車種名 | ベネトン フォード B192 |
製作時期 | 2005.01.26〜2005.02.20 |
定価・お薦め度 | 1680円(税込) ★★★★☆(4) |
コメント |
現在のF1界において無敵の強さを誇るミハエル・シューマッハ。そのシューマッハの歴史を語るのに外す事の出来ないマシンがベネトン・フォード・B192です。このマシンは、シューマッハが1992年にベネトンからフルシーズンドライバーとして初参戦した記念すべきマシン。ルーキーながらセナ、プロスト、マンセル、ピケ等の実力派ドライバー達に割ってはいる活躍をし、ベルギーGPでは見事初優勝を遂げ、シーズンを通して表彰台・入賞を繰り返したミハエル・シューマッハの王者になる第一歩となったのがB192です。
マシンについては、フロントウイングを吊り下げ式を採用。現在のF1マシンのトレンドを築き上げたと言っても過言でありません。このマシンが登場した当初はとても違和感のあるフロントウイングが話題を呼んだ訳ですが、空力デザイナー、ローリー・バーンの奇抜なアイディアにより優れた空力性能を発揮し、エンジンもフォードHB・V8エンジンを独占供給されることにより、V10エンジンより非力と言われながらも、コンパクトなエンジンにミハエル・シューマッハの運転技術によって、セミ・オートマチックトランスミッションやアクティブサスペンションなどハイテク装置を搭載して無くともシーズンを通して活躍を見せました。 さて、キットについてですが、流石タミヤのキット。パーツ同士の合いもばっちりで、特に接着に苦労するところはありません。ただ、いくらタミヤのキットでも、F1マシン独特のリアカウルの合いの調整が難しく、塗装をした後のカウルをピッタリ合わすのは至難の業。私はきちんと仮り組みしたつもりでも、完成後にリアカウルを合わせると、ピタッと合ってくれませんでした。やはり、F1マシンの製作は難しいですね。私の今後の課題はこのカウルをいかにピッタリ合わせるかです。 今回の作製には、キットには付属されないキャメルのタバコデカールを使い、キャメル仕様で製作しました。ただ、このデカール、パッと見なんとも無かったのですが、実際水に浸してデカールを分離させるとクリアー部分が劣化し、バラバラになってしまいました。また、タミヤのデカールより分厚く、とても扱いづらい物でした。このデカール貼りには苦労しました。あとは、イエローとグリーンの塗り分けをデカールでなく全て塗装で行いました。塗り分け塗装は難しいですが、デカールを貼る苦労を考えれば綺麗に仕上がりますから塗装の方がお薦めです。デカール以外はキットの通り、ほぼ素組で完成させました。 F1マシンの製作は、他の乗用車やGTカー、ラリーカーを作るのとは全然違うので、労力もモチベーションもかなり必要です。今回製作した感想としては、とにかく疲れました。なんたって、細かい塗装・塗り分けが多いですからね。私の場合F1マシンの製作は年に2台くらいが健康的で良いかも知れませんね。たくさん作ろうとすると、途中で挫折してしまうので設定台数をを低くしています。今年はあと1台くらいはF1マシンを製作したいですね。 |