NISSAN GT−R
メーカー・スケール | タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズbR00 |
車種名 | ニッサン GT−R |
製作時期 | 2008.05.27〜2008.08.10 |
定価・お薦め度 | 3990円(税込) ★★★★☆(4) |
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2007年10月24日、第40回東京モーターショー量産型のGT−Rの発表が行われ、同年12月より日本で販売開始したのがGT−Rです。GT−RはR34型スカイラインGT−Rの通し番号をそのまま引き継ぎ、R35型GT−Rとして生まれ変わった訳ですが、R35型は車名から「スカイライン」が消滅して全く新しく車体を新規に開発しスカイラインから独立した車種へと変貌を遂げました。GT−Rの開発にあたってはスーパーカーとは何か、と原点に戻って洗い出しスーパーカーとしてのパフォーマンス条件を全て兼ね備えた上で、「誰でも、どこでも、どんな時でも」最高のパフォーマンスを引き出せるよう設計されました。まさに日本を代表するスーパーカーです。
さて、GT−Rですが今年の静岡ホビーショーでタミヤ、フジミ、アオシマからこぞって新製品としてリリースするアナウンスがなされました。そしていち早く発売されたのがタミヤのGT−Rです。GT−RのR32からR35まで、3社ともバッティングしてリリースしていることからも、GT−Rという車種は人気があり確実に売れるアイテムということが伺えます。ですから、やはりモデラーとしてはどこのキットが一番良いか、またはどのキットが一番忠実に再現されているかに注目が集まるわけですが、私としてはまず、一番作りやすいタミヤのキットから製作する運びとなりました。フジミ、アオシマは後発ということもありましたので、時間をおいて製作していきたいと思っています。 タミヤのキットはエンジン付きということもあって、なかなかの出来具合。いつもながらにシャープなモールド、作り手を煩わないような親切設計。初心者にはまず、このメーカーをお薦めします。実際組んでみても、パーツ同士の合いが悪いところは一つもなく、誰でも簡単に、そして確実に綺麗に仕上げることが出来ます。ただ、今回のエンジンに関して、少ないパーツ数でリアルに仕上げられるのは嬉しいのですが、その反面上げ底式のバスタブ型エンジンになっているので、塗装による塗り分け表現が随所にあり、綺麗に仕上げるためにはこの塗り分けが頭を悩ませるところ。フルディテールキットではありますが、エンジンはパスしてボンネットを塞いで製作するというのも一つの手かもしれません。また、ボンネットはほとんど摺り合わせの必要がないのですが、完成後に閉めてみると意外とタイトでしっくり填らないので、腕がある人は調整した方が良いかもしれません。ただ、そこまで合わないという事にはならないので気にしないでそのまま仕上げても良いでしょう。 私は今回、自身初となるウレタンクリアーの完成品となりました。ウレタンクリアーの吹きつけは、数台完了しているのですが、今までラッカー系クリアーに慣れてしまったせいでなかなか理想の塗装が行えず、今回の塗装も苦労を強いられました。過去のウレタンクリアーの経験から、今回は塗幕がなるべく薄くなるように吹いたのですが、逆に塗幕が薄すぎたため、研ぎ出しでカドをたくさん出してしまったのが悔やまれるところ。それでも、タッチアップを施したので、割と判らなくなり光沢もなかなか良い感じに出せましたし、結果的にうまくいったと思っております。 ただ、ブラックのボディーにグロス仕上げを施すと、小さいホコリが目立って完成写真を撮るのに苦労しました。また、黒の光沢は周りの風景も移してしまうので、自分が入らないように色々と角度を変えて努力しましたが完全に避けることが出来ませんでした。この辺は、写真を撮る技術がまだまだ未熟だと反省する次第です。 |