OPEN INTERFACE
TOM’S SC430
メーカー・スケール | タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズbQ93 |
車種名 | オープン インターフェース トムス SC430 |
製作時期 | 2007.04.02〜2007.05.14 |
定価・お薦め度 | 3570円(税込) ★★★☆☆(3) |
コメント |
2006年、スーパーGT選手権においてトヨタ陣営は初戦鈴鹿にレクサスSC430GTマシンを投入し、いきなりデビューウインを飾ったのがOPEN INTERFACE TOM’S SC430です。4.5リッターV8DOHC32バルブエンジンを武器にNSXの追随を許しませんでした。初戦を制した後も、信頼性の高さと脇坂寿一、A.ロッテラー両ドライバーのねばり強い走りにより着実にポイントを積み重ね、2006年スーパーGT選手権のチャンピオンに輝きました。
そのチャンプマシンがタミヤからリリースされました。昨年はNSXのバリエ展開でタミヤから4台がリリースされ、そして今年はレクサスSC430とカーモデル業界で低迷が続く中、スーパーGTマシンだけはラインナップが充実されるのは嬉しい限りです。タミヤの新金型の新しい商品となってはすぐに作らなくてはと思い、発売されてからすぐに製作する事にしました。 さて、肝心のキットの内容ですが、いつもながらの誰にでも確実にかつ高クオリティーに仕上げる事の出来る設計となっており、安心して組み上げる事が出来ます。パーツの合いが悪いと言ったところは皆無です。しかし、一番の問題はこのシルバーとレッドのカラーリング。これはデカールで必要最小限の場所は用意されていますが、レッドの部分はデカールが全て用意されておらず結局塗り分け塗装が必要です。塗り分ける箇所が必要最低限に済むよう親切に設計されていますが、塗装をする環境が無い方が素組で作ってしまうと少々間抜けなデザインになってしまいます。全て塗装を施そうとしても、塗り分けラインが良く分からず、デカールを良く確認してマスキングしないと行けません。今回の作例ではキットのインストを忠実に再現して組み上げてみました。デカールの合わせ目など、色合いが変わってしまうので、塗装の腕に自信がある方は塗り分けた方がより綺麗に仕上げる事が出来ます。 このキットはパーツの合いも良く、ストレス無く組み上げる事が出来るのですが、完成してひとつ気になる点が発覚しました。それはリアタイヤの位置。普通に組み上げると若干後方にずれてしまいます。そのため、タイヤハウスたタイヤが干渉しそうになり、見た目もタイヤハウスの中心にタイヤが来ないので悪いです。タイヤの中心がもう少し前方に来るように微調整してあげるといいでしょう。 キットには必要最小限物のしかセットされておらず、値段の割には少々物足りない感じも受けますが、とてもリアルに仕上がるので挑戦されてはいかがでしょうか。このキット売りの金属板をインサート成形したアンダーパネルが付属されていますが、金属板と成形にコストがかかるのですから、そんなのは無くして金額を下げてほしいと思っているのは私だけでしょうか。プラスチック模型に重量感は必要ないと思います。手に触れないで眺めて精密であればそれで良し!です。 |