スバル インプレッサ WRC モンテカルロ製作記1

 

2005.06.27(月曜日)

ちょっと乗り遅れた感もありますが、予約していたインプレッサがやっと今日、手に入ったので、早速製作していきたいと思います。

前回同様、買ってきてからすぐに取りかかります。ラリージャパン仕様は楽しく作る事が出来たので、今回もサラッと楽しんで作っていきたいと思います。

もちろん、高度な改造などはしませんよ(正確には出来ませんよ、です)。いつも通り素組で仕上げていきます。

まずはいつも通りのパーツチェックから。

箱の中にはパーツがぎっしり。

でも、不要パーツが結構あるので実際にはそんなに多くはないでしょう。

今回は2005年モンテカルロ仕様という事で、オフロード仕様ではなく、オンロード仕様(ターマック)です。その辺がラリージャパン仕様との違いでしょうか。

WRCの魅力の一つが、開催国によってオンロードとオフロードがあるという所でしょうか。F1には無い魅力ですね。

さて、今回も別売りのエッチングパーツを使って仕上げていきたいと思います。

が、買ってきてみて、インストを良く眺めてみるとこのエッチングパーツで使用出来る部分が限られてしまう事が判明。

ディスクブレーキは使用出来ませんし、タイヤのテンプレートも使用出来ないみたいです。

シートベルトも違うみたいです。

買う価値があったのか少し疑問に思えてきました。

※写真はピンぼけですみません。

そして、今回メインに使用するのがこの色。

インプレッサに一番似合う色と言われるモデラーズのモンテカルロブルー。

この色は、アルファードを製作した時に使用した色。発色の良さは実証済みです。

さて、今回もまずランナーからパーツを切り離す作業から行う訳ですが、インストを見てみますと不要パーツがこんなにあります。

指示に従って、まず、不要パーツから切り離していきます。

これだけのパーツが不要となってしまいました。

このままジャンクパーツ行きです。

なんかもったいないような感じですね。

ヘルメットのパーツは室内においておくとリアルになると思うので使えそうですね。

そしていつも通り塗る色によって分別してみました。

メイン塗料のモンテカルロブルーとセミグロスブラックが一番塗る割合が多いです。

この2色を攻略してしまえば、それほど面倒な塗装は無さそうです。

さて、ちょっと気になる箇所がありました。

ウインドウパーツと合わせてみるとAピラーとウインドウパーツの間に隙間が・・・左側のAピラーが曲がっていました。

買ってきたばかりなのになんて事でしょう。

製造上の問題なのか、輸送中の問題なのか、はたまた箱に詰め込む時の問題なのか・・・

Aピラーが歪んでいるのは私だけでしょうか。買われた方、チェックしてみてください。

 

 

2005.07.04(月曜日)

今日からインプレッサの製作をスタートします。

まずは、アンテナを取り付けるための穴を開けます。

穴は0.5ミリのピンバイスを使って穴を開け、その後1ミリのピンバイスを使って穴を広げます。

フロントのエンブレムの取り付ける部分を加工します。

印の箇所を切り取ります。

これを切り取っておかないと、最後に苦労する事になります。前回、ラリージャパン仕様を作った時は、ここを切り忘れて苦労してしまいました。

エンブレムを取り付けるとこんな感じ。

少し、大きく切り取りすぎて隙間が出来てしまいましたが、最終的にここは黒く塗ってしまうのでOKとしましょう。

続いてはフェンダー後方のウインカー。

ここも絵箱と見ると位置が違いすぎます。

前回のラリージャパン仕様でも、ここの位置が違うという情報が飛び交っていましたので、今回はきちんと修正したいと思います。

まずは、ウインカーレンズを入れる穴をふさいでしまいます。

作業効率を良くするために、タミヤから新しく出た光効果パテを使用します。

このパテは、光を当てる事によって数分で硬化するという優れもの。

よって、保存する時は光は厳禁です。

穴にこのパテを盛って、蛍光灯の強い光を近距離から当てます。

今回、このパテを使うのは初めてでしたが、はたしてどんな感じでしょう。

本当に、すぐに硬化するのでしょうか。

半信半疑で2〜3分、蛍光灯に当て、デザインナイフで余分なところを削ってみると、きちんと固まっています。これは驚きです。

こんなに短時間に固まってくれるとは。

これは非常に作業効率アップになりますね。

固まった後の感触は、エポキシパテと何ら変わらないと思います。

この後、#400のペーパーで平滑に整えます。

これで穴はふさがったので、今度は通常の位置にウインカーが来るように加工していきます。

まず、シャープペンシルでガイドラインを引いておきます。

そして、0.5ミリのピンバイスを使って穴を開けます。

そして、穴をリューターを使って拡大します。

リューターのビットはとにかく細い物を使用します。

リューターを使えばこのように簡単に穴を開ける事が出来ます。

とりあえず、穴があいた状態にしておきます。

塗装を終えて、ウインカーレンズを取り付ける時に、裏からプラ板で裏打ちしようと思います。

さて、ここからは通常通りの下地処理を行っていきます。

まずは、いつものようにパーティングラインを消していきます。

このキットのパーティングラインは比較的薄いので、簡単に消す事が出来ました。

リアにもパーティングラインがあるので消してしまいます。

#400のペーパーで消し、その後#1000のペーパーで平滑に整えます。

パーティングラインを消し終わりますと、次はスジ彫りを行います。

深く掘り直す事によって、実車のように陰影をはっきり表現することが出来ます。

全ての下地処理が完了したら、スポンジヤスリでボディー全体に傷を付け、塗料の食い付きを良くします。

これで、下地処理完成です。

この後は、グレーサーフェイサーを吹き付けていこうと思います。

 

 

2005.07.05(火曜日)

今日は室内のロールケージ関係のパーツの下地処理を行っていきます。

ロールケージはボディーと同色なのでこの段階で下地処理をします。

まずはロールケージのこのパーツから。(補強板?って言うのでしょうか)

前回のラリージャパン仕様を作った時は、このパーツが穴があいているとは知らずそのまま取り付けてしまいましたが、今回はきちんと穴を開けます。

5種類のピンバイスを使って穴を開けます。

一番小さいのは0.4ミリのピンバイス。0.5、0.8、1.0、1.5ミリと開ける穴の大きさに合わせて穴を開けます。

写真はマクロモードで撮影しておりますので大きく見えておりますが、実際はとても小さな作業。パーツを折ってしまわないように慎重に作業します。とても時間がかかりました。

続いてはロールケージのパーティングラインを消していきます。

このパーティングラインを消す作業も地道でとても時間がかかります。

忍耐がとにかく必要です。

この後、塗装していく訳ですが接着しても支障のない箇所はこの段階で接着します。

接着するとご覧の通り。

わざわざ接着後の写真は必要なかったのですが、作業量の割に写真が少ないので載せてみました。

ロールケージが完成後、押し出しピン後が見えてしまう箇所のみ瞬間接着剤を盛って凹みをフラットにします。

今日は接着剤が乾かなかったので明日、余分な箇所を削り取ろうと思います。

ロールケージはとりあえず全てのパーティングラインを取りましたので、この他に、明るい色を塗装するパーツも下地処理を行いました。

写真は少ないのですが、ずっと地味な作業で疲れました。

明日はサーフェイサーを吹きつけて行こうと思います。

 

 

2005.07.07(木曜日)

ロールケージに瞬間接着剤を盛っておいた箇所が乾燥しましたので、整えていきます。

#400のペーパーで加工してみました。

少々粗くなってしまいましたが、これくらいで良いでしょう。

これで、サーフェイサーを必要とするパーツの下地処理が全て完成です。

それではいつものように、持ち手を付けてサーフェイサーを吹きつけていきます。

持ち手は余ったランナーです。

ボディー同色のパーツは青色の洗濯ばさみにしてみました。

他のパーツも同じように持ち手を付けます。

そして、これも定番の洗濯ばさみで塗装する色の識別です。

黄色の洗濯ばさみはフラットホワイト、ピンクの洗濯ばさみはレッド、緑色の洗濯ばさみはパークグリーンを塗装します。

グレーサーフェイサー→ホワイトサーフェイサーの塗装順序は共通です。

そして、サーフェイサーを吹きつけが完了しました。

ロールケージがあったので、パーツ数が多く感じました。

それでは、ボディーをチェックしていきます。

一見、綺麗に塗装されたかのように見えますが・・・

リア周りに集中してこのようにざらついた感じになってしまいました。

ブツブツの正体はゴム手袋の白い粉。

私は塗装する際、薄手の使い捨てゴム手袋(ドクターが手術で使用するようなゴム手)を使用するのですが、そのゴム手袋には細かい粉が付着してまして、直接パーツを持つとこのように粉が付いてしまいます。

仕方がないので、再度ペーパーを当てて、もう一度サーフェイサーを吹きつけたいと思います。

この他にも、ヒケていたり、下地処理が不十分だったりしたところがありましたので修正します。