カルソニック インパル Z 製作記1

 

2005.06.28(火曜日)

続いて製作するのはカルソニック インパル Zです。

レーシングカーを無性に作りたくなったのでストックしておいたこのキットを作っていきたいと思います。

タミヤから発売されてまだ間もないキットですが、特にこだわりがないのでサクサクと簡単に作っていこうと思います。

まずはいつもの通りキットの全貌から。

シャシーがダイギャスト製シャシーになっており、その重量に耐えるべく足回りパーツは簡略な丈夫な構造になっているのでパーツ自体は少なく感じます。

全体的には、タミヤの最近のキットという事もあって、パーツ一つ一つ非常にシャープで流石です。

ただ、注意して取り扱わないと簡単にパーツが折れてしまいそうな感じもします。パーツがシャープという事は、それだけリアルに仕上がるという事でしょうね。

今回のキットはレーシングカーという事もあって、スポンサーロゴがたくさんです。

しかも、ロゴが比較的小さいものがたくさんあるのでデカール貼りが大変そうです。

でも、久々のレーシングカーという事もあって、非常にデカール貼りが楽しみです。

さて、これが問題となるダイギャスト製シャシー。

非常に重いです。完成後は重量感がありそうです。

ただ、作る側にとっては出来れば簡略化するよりも、きちんとサスペンション、ショックアブソーバー等を表現してほしいですね。

最終的にはあまり見る事のないところではありますが。

そして、今回同時に発売されたのがこのエッチングパーツ。

しっかりと購入しました。

これを使って、ディティールアップしていきたいと思います。

1200円もしましたが、効果のほどは作ってみないと分かりません。

早速いつものようにランナーからパーツを切り離していきます。

私のいつもの定番行事です。

やはり、ボディー色を除けば80%以上はセミグロスブラック塗装です。

次回からはボディーの加工へと進めていきたいと思います。

 

 

2005.06.30(木曜日)

今日からボディーの下地処理をしていこうと思います。

まずは金型同士のつなぎ目に出来るパーティングラインを#1000のペーパーで消していきます。

写真の箇所に、強烈に合わせ目が存在するのでなめらかになるように消していきます。

他にもいたるところにパーティングラインが存在しているので全て消してしまいます。

今回のこのキットには、意外にしっかりとパーティングラインがあったので、消すのが大変でした。

リアのパーティングラインを消し終わったところ。

この状態では、ヤスリを当てた後が粗すぎるので、#1500のペーパーで整えます。

サーフェイサーを吹きつける前に、接着して大丈夫なパーツは前もって接着しておきます。

このパーツはボディーの裏側に接着するパーツです。ここは、完成後シャシーとボディーをビスで締め付けるところなので特に強度が必要になります。よって、瞬間接着剤を多めに付けて確実に接着します。

ボディーには、他にも前もって接着しておかなければならないパーツがあります。

フェンダーのこのパーツも塗装前に接着しておきます。

塗装してから接着しますと、接合部に実車には存在しないラインが出来てしまうので、必ず塗装する前に接着し、下地処理を行います。

塗装後、研ぎ出しなどでクラックが入らないようにこの部分も瞬間接着剤で確実に接着します。

また、多少接着剤を多めに盛って、パテの変わりにします。こうすることによって、乾燥後、ペーパーで整えれば接合部が分からなくなります。

一晩乾燥させて明日以降も下地処理の作業を行います。

 

 

2005.07.03(日曜日)

今日は前回盛っておいた瞬間接着剤を平滑にならしていきます。

デコボコが激しいところは#400のペーパーを当て、その後#1000のペーパーで整えていきます。

こちらはフェンダー。

これくらいで、サーフェイサーを吹きつければつなぎ目が分からなくなるでしょう。

この後、スジ彫りをし直します。

最後にスポンジヤスリで全体を磨き上げて塗料の食い付きを良くします。

これで下地処理完成です。

この後サーフェイサーを吹きつけて、ボディーの状態をチェックしていきます。

今回は、明るめの色を塗装するパーツはこれだけ。

ボディーと同時にサーフェイサーを吹きつけるので下地処理を行います。

緑色の洗濯ばさみにはホワイト、青色の洗濯ばさみにはボディー色、黄色の洗濯ばさみには黄色、ピンク色の洗濯ばさみにはオレンジを塗装します。

グレーサーフェイサー→ホワイトサーフェイサーの順に下地を塗装して各色を吹き付けます。

今回使用する色は、インストの指示通りタミヤの缶スプレーTS−44のブリリアントブルーです。

よって、下地に使うサーフェイサーは同じメーカーのタミヤの缶スプレーを使用します。

ただし、缶スプレーではありますが紙コップに必要な量取り出し、クレオスの薄め液で薄めて使用します。

全てが揃ったので、グレーサーフェイサーを吹き付けました。

この後、一晩乾燥させてホワイトサーフェイサーを吹き付け、本塗装へと進めていきたいと思います。

 

 

2005.07.04(月曜日)

昨日吹き付けたサーフェイサーが乾いたのでホワイトサーフェイサーを吹き付けていきます。
そして吹き終わったところ。

ホワイトサーフェイサーを吹き付ける目的は、本塗装で使うブリリアントブルーの発色を良くするためです。

ブラックなどを本塗装で使う場合は、ホワイトサーフェイサーを吹く事はしません。

少し柚子肌になってしまいましたが、この程度なら大丈夫でしょう。

それではこのあと3時間くらい乾燥させた後本塗装へと進めていきます。

そして、ホワイトサーフェイサーがだいぶ乾燥したので、ボディー等を塗装していきます。

概ねインストの指示通り塗装します。

しかし、今回のこのブリリアントブルー。ムラ無く塗装するには非常に難しい塗料ですね。

数カ所、塗料のムラが出てしまいました。

その度に吹きつけを繰り返したので、少し塗幕が厚くなってしまいました。

また、塗装を数回繰り返していくうちに埃が付いてしまい、それを除去しようとピンセットで取り除くと、手元が狂い、傷を付けてしまいました。

今日は踏んだり蹴ったりです。

なんで、ムラになってしまったのか。色々と考えてみたのですが、外を見ると雨。もしかして、これがカブリという現象なのでしょうか。こんなのは初めてです。

そしてもう一つ、失敗の要因として考えられるのが、ホワイトサーフェイサーの乾燥不足。やはり、サーフェイサーを吹きつけた後は一日は乾燥させた方が良いようです。

 

 

2005.07.07(木曜日)

ブリリアントブルーがだいぶ乾きましたので、この塗料が剥げてしまった箇所を修正していこうと思います。

と、思ったのですが、良くインストと絵箱を見てみると、

この10番のデカールを貼る指示になっており、この傷は上手く隠れそうです。

と言う事は、下手に修正するよりも、デカールを貼る面をフラットにしてあげれば上手くリカバリー出来るという寸法。

よって、ブリリアントブルーを筆塗りしてタッチアップし、補修はこれだけ。

本来なら、ペーパーを当てて、サフを吹いて、ブリリアントブルーを塗装する工程を踏むのですが、デカールで隠れるという事なので補修はこれだけです。

後から少しペーパーを当てるかも知れませんが、あまりいじらない事にします。

明日、もしくは明後日にデカールを貼っていこうと思います。

 

 

2005.07.09(土曜日)

今日は前回補修塗装をした部分。

乾燥しましたので#2000のペーパーを当てて平滑にします。

若干白っぽくなりましたが、この上からデカール貼ってしまえば分からなくなるでしょう。

これで、補修は完了です。

埃が乗った箇所がデカールを貼る部分だったのでラッキーでした。

さて、今日はブラックの塗装を行いますので、必要なパーツの加工を行います。

まずは、リアウイング。

このリアウイングは、二つのパーツで構成されていますので、塗装する前に接着してしまいます。

瞬間接着剤をもってパテ代わりにし、乾燥後、ペーパーを当てて合わせ目ラインを消してしまいます。

瞬間接着剤を#400のペーパーを当てて、合わせ目ラインを消したところ。

瞬間接着剤は乾燥も速く、作業効率もアップします。

ちなみに瞬間接着剤はゼリー状のものを使用します。液体のものはすぐに溝に流れ込んでしまうので、パテとしては向きません。

そして、ブラックを吹き付けるパーツの下地処理が完了しました。

明日はデカールを貼りたいので、今日中にブラック塗装を終わらせておきます。

ボディーのリアウインドウの部分もブラックの塗装指示がありましたので、マスキングして塗装します。

今回はマスキングしやすい部分でしたので、そんなに苦労する事はありませんでした。

それでは、ブラックを吹き付けていきます。

そして、吹き付け完了。

パーツの数も少なかったので、吹きつけにはそれほど時間はかかりませんでした。

一日乾燥させてから、明日はデカール貼りへと進んでいきたいと思います。