フェラーリ599GTBフィオラノ 製作記2
2007.08.04(土曜日)
今日も地味な作業が続きます。
内装、足回りのパーツの下地処理を行いました。 パーツ数はそれほど多くはないのですが、結構時間がかかりました。 いつものように洗濯ばさみで塗装する色を識別します。ピンクがメタルブラック、青がツヤ消し黒です。 |
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続いては内装のマスキングです。
この599GTBの内装はタンを選ぶと最低3色に塗り分けなければなりません。 マスキングしてメタルブラックを吹き付けます。 この他にインパネ、シート、ドアの内張もメタルブラックの塗装指示がありましたのでマスキングします。
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写真はマスキングが完了した状態。
これだけやるのに2時間くらいかかりました。 マスキングは面倒な作業ではありますが、ここまで続くと逆に楽しくなってきます。 |
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マスキングが終われば、あとは一気に塗装するだけ。
細かいパーツが多かったので結構大変でした。 |
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内装の塗り分けの方は、大きくはみ出るところもなく塗り分け成功。ただ、少しマスキングが甘かったところもあったので、反省する点もあります。
この後一晩乾燥させて2回目のマスキングを行いたいと思います。 |
2007.08.06(月曜日)
今日もマスキング塗り分けが続きます。
まずはシャシーから。先日ツヤ消しブラックを吹き付けておきましたが、その上からディフューザーの部分にガンメタル、中央のエキパイの部分はシルバーを吹き付けます。 |
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ディスクブレーキの塗り分けも行います。
ブレーキキャリパー部をマスキングしてディスク部を塗装します。 このマスキングがなかなか大変で、苦労しました。 本当はディスクブレーキを塗装してからキャリパー部の塗装を行えば、マスキングは簡単なのですが、キャリパー部が明るい黄色にしたため、このような塗装手順となってしまいました。 |
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さらにマスキングは続きます。
こちらはインパネ。塗り分け3色目のツヤ消しブラックを塗装します。 エアコンダクトが丸まっているので、マスキングには非常に手を焼きました。曲線部のマスキングほど面倒なものはありません。 これで概ねマスキング作業は終了。塗装に移ります。 |
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まず最初はブレーキから。
こちらはメッキシルバーを吹き付けるので、下地をツヤ有りブラックにします。 メッキシルバーは下地が光沢ブラックでないと、本来の塗料のメッキ感が出てくれません。 |
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そしてメッキシルバーを吹き付けて、マスキングを剥がしました。
塗料がはみ出るところは無かったのですが、正直、メッキ感はあまり出ていません。 恐らく、下地のブラックの光沢があまり無かったのでしょう。黒を塗装した後、一晩くらい乾燥させれば良かったかも。 それでも、シルバーにはなったので良しとします。 |
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続いてはシャシー。
こちらもほぼ塗り分けは成功です。 まだ色を付けなければならない箇所はありますが、とりあえずエアブラシでの塗り分け塗装はおしまいです。 |
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最後はインパネ。
こちらも概ね良好に仕上がりましたが、若干気になるところもあるので、後ほどタッチアップしようと思います。 こちらもエアブラシによる塗り分けはこれでおしまいにします。 残った部分は筆塗りで仕上げていきたいと思います。 |
2007.08.07(火曜日)
今日も内装塗装の続き、インパネを仕上げていきたいと思います。
エアコンダクトの周辺がシルバーの塗装指示があるのでマスキングして塗り分けます。 非常に細かい作業になりますので、細切りにしたマスキングテープを塗装する境界線に沿って貼り付けます。あとはタミヤのエナメル塗料を使って筆塗りで仕上げます。 |
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マスキングを剥がすとこんな感じ。
多少はみ出した箇所もありましたがエナメル溶剤で拭き取ってタッチアップしてあげれば良い感じに仕上がりました。 あとはインパネにデカールを貼って塗装は完成。 コンソールの上はシルバーに塗装し、その上からデカールを貼ったのですが、フェラーリのロゴもシルバーだったため文字が全然見えません。 |
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ステアリングも筆塗りで仕上げました。
細かい塗装になるので、綺麗にまとめるのはとても難しいです。 私にはこれが限界。 |
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内装パーツの塗装が全て完了したので、一気に組み上げてみました。
若干塗り分けが甘いところもありますが、大きな失敗もなかったので満足です。 |
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別アングルから。
シートに付いているシートベルトバックルを黒と赤に塗装してあげれば更に室内が引き締まると思います。私は塗装しませんでした。 シートベルトを追加してあげると更に良いでしょう。これも私はオミット。 |
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シャシー関係のパーツも全て塗装が終わったので、組み上げてみました。
パーツ数は少なく、それでいてしっかり足回りが決まるので気持ちが良いです。 最近のフジミのキットはなかなか良いですね。手間いらずです。 ただ、シャシーが多少薄いので、簡単にグニャグニャ曲がってしまいます。強度的には問題ないのですが、重量感あるタミヤのダイギャスト製シャシーに比べると貧弱に思えます。でも、インジェクションキットの良さが出ているので、こちらの方が私は好きです。 |
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シャシーと内装を接着してみました。
これで外装以外は完成です。 このキットの塗り分けは面倒ではありますが、きちんと塗装してあげるとなかなかリアルに仕上がります。完成が楽しみになってきました。 次回はボディーの研ぎ出しを行いたいと思います。 |
2007.08.04(土曜日)
今日はひたすらボディーの研ぎ出し。
まず初めは#2000のペーパーでクリアーの表面を平滑に整えていきます。 この時点では一度ツヤは無くなります。 全体的にペーパーを当てて表面を均一にすると、続いてはコンパウンドでボディーをひたすら磨いていきます。 |
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いつものように、タミヤのコンパウンド、青キャップで一通りボディーを磨いてから、ある程度ツヤが出てきた事を確認して、最後に白キャップの仕上げ目でツヤを出していきます。
ただひたすら何度も何度もコンパウンドで磨いていきます。 青キャップでボディー全体を2回、白キャップで2回、合計3時間半以上研ぎ出して完成です。 写真では判りがたいですがなかなか良いツヤを出す事が出来ました。 完成までもう一息です。 |
2007.08.11(土曜日)
今日は大がかりな最後のマスキング塗装を行います。
まずはウインドウのクリアーパーツ。 最近のキットには珍しく、マスキングテープが付属されていません。よって、マスキングは自分で施さなければなりません。 今回マスキングを行う場所は5カ所。フロントとリアは一つずつ、サイドのウインドウが前側、後ろ側の2個ずつ。同じ形の物を二つ作らないとならないので今回は簡単に同じ物を複製出来るカッティングマシンによってマスキングシートを自作したいともいます。 |
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まずは型紙を作ります。
この作成方法は、前回と同様クリアーパーツ側に水性ペンで縁をなぞり、そこにマスキングテープを貼り付けて型を取るというもの。 この方法だと非常に簡単に型を取る事が出来ます。 続いてはこの型紙をスキャナーで読みとり、カッティングマシンでカット出来るデータに編集していきます。 |
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画面はカッティングマシンに付属されるドクターステカというソフト。
先程読みとったデータをドロー系のペイントソフトで更に輪郭がはっきりするように編集し、そのデータをビットマップ形式で保存し、そのデータをドクターステカでインポートすれば完了です。でも、ここまで作るのに大変な労力がかかります。 |
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パソコンで編集した型をカッティングマシンで切り抜いてみました。
出来上がりはまずまず。一度型を作れば、今度はデータを呼び出すだけで同じ物が何枚でも作る事が出来ます。 599GTBフィオラーノのパンアメリカン仕様もスットクしているので、作る時はこのデータを流用したいと思います。 |
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続いてはボディーのマスキングです。
このマスキングのキモはCピラーのマスキングです。特殊な形状になっているので、マスキングするのは非常に難しいです。 Cピラーのマスキングに手こずりながらも何とか完成。 当初は、Cピラーの塗装を筆塗りで行おうとも考えましたが、無理してマスキングしてエアブラシで吹き付ける事にしました。その方が仕上がりも綺麗になりますので。 |
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先程作ったマスキングシートをクリアーパーツに貼り付けて、こちらもマスキング完了です。
それではつや消しブラックを吹き付けていきたいと思います。 |
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吹きつけはあっと言う間に終わります。
問題はマスキングを剥がして上手くブラックが塗れているかです。 恐る恐る剥がしてみると、今回も何とか上手く行きました。 |
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続いてはボディー。
こちらも綺麗に塗り分ける事が出来ました。 これで塗装は概ね終了。 あとはシャシーとボディーを合体させて、外装の小物類を取り付けるだけです。 |
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早速ウインドウとボディーを接着しちゃいました。
二つが合わさると、雰囲気がグッと良くなります。なかなか格好いいです。 ちなみに、ウインドウパーツとボディーの接着には、接着剤を使用せず、はめ込むだけにしました。パーツの設計がタイトなので、接着剤レスでいけちゃいます。 それにしても最近のフジミのキットはパーツの合いも良いしとても作りやすいです。ストレスが無く組んでいく事が出来ます。作っていて楽しいですね。 |