HILUX 4WD 製作記3
2004.10.24(日曜日)
今日は、シートの加工から。
一昨日、パテを盛っていた箇所を整えます。 この作業、結構時間をかけているのですが、なかなか思うように進みません。 このシートが決まらないと、次の内装塗装に行く事が出来ないので、今日片づけちゃいます。 写真はヒケが残っていた箇所にパテを盛って、ペーパーを当てて整えたところです。 あとは、サーフェイサーを吹いて状態を確かめます。 |
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サーフェイサーを吹いてみますと、今度は何とかOKでした。
欲を言えば、もう少し綺麗に仕上げたいところなのですが、妥協するという事も大事です。 私はこれくらいで十分だと思います。 シートは車のボディーとは違い、多少形状にムラがあっても許せる箇所ですからね。 |
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次は、シルバーを吹くために、黒を吹き付けるパーツたちの下地処理です。
実際には、緑色の洗濯ばさみはクレオスのメッキシルバー、青色の洗濯ばさみにはアルクラッドのクロームを。そして、黄色の洗濯ばさみは、クレオスの黒のみを吹き付けます。 シルバー系の塗装は、下地をツヤありの黒にしておくと、発色が良くなります。 このように、洗濯ばさみの色によって、塗り分ける色を識別すると便利です。 |
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次は、つや消し黒を塗装するパーツ群です。
今回のキットは、つや消し黒の塗装指示パーツが一番多いです。 ランナーの処理と、持ち手を付ける作業でかなりの時間を要しました。 先程のシルバーを塗る前の黒塗装も、このつや消し黒の塗装も、特別にサーフェイサーを吹く事はしませんでした。 なぜなら、黒は隠蔽力強く、ランナーの整形色が色々あっても影響しにくいからです。ただし、シルバーを吹くパーツは、下地処理をしっかりしないとシルバーを吹いた後目立ちますので気を付けましょう。 |
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塗装前の下地処理を行っている時間に先程吹いたサーフェイサーが乾きましたので、シートの塗装から行います。その後、黒やつや消し黒、シルバー系の塗装を行います。
インストでは、クレオスのRLMグレー75に青を少し加えるよう指示されているので、調合してみました。 青を少しと言う表現が、今一どれくらい混ぜればいいのかよく分かりませんが、写真のような色になりました。 こだわっても仕方がないのでこの色で行きます。 |
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そして、吹き終わったところ。
普通のグレーですね。 ちょっと青っぽくなりました。 今日は一晩乾燥させて、乾いたらマスキングして、インストの指示通りニュートラルグレーを吹き付けます。 今日は、内装関係はここまで。 |
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先程のシルバー系のパーツに黒を吹き付け、さらに青色の洗濯ばさみにアルクラッドのクローム、緑色の洗濯ばさみはクレオスのメッキシルバーを吹き付けたところ。
実は、クレオスのメッキシルバーは、初めて使用しました。 今まで、使わずにず〜っと保管しておりました。 はたして、クレオスのメッキシルバーはどのような感じなんでしょう。 |
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拡大写真。
左のマフラーがクレオスのメッキシルバー。右がアルクラッドのクローム。 両方とも、なかなかの輝きです。 これは使えますね。 アルクラッドは手に入れるのが非常に難しいので、メッキシルバーでも十分使えます。 しいて言えば、やはりアルクラッドのクロームの方がメッキっぽいですけどね。 |
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一応、塗料の写真を紹介します。
メッキシルバーは、本塗料と、薄め液がセットにされております。 私の場合、両方を一度に混ぜ合わせてしまいました。エアブラシで吹き付ける場合は、丁度良いみたいです。 アルクラッドの方は、原液のままでも丁度良い感じで吹き付ける事が出来ますので、薄める必要がありません。エアブラシで吹き付けるために、濃度が調整されているみたいです。 金額も量も、メッキシルバーの方がお得です。 |
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最後に、つや消し黒を吹き付けました。
実はこの塗装が一番大変でした。 これだけのパーツを一度に吹き付けるとなると、時間がかかります。 しかし、クレオスのつや消し黒はパーツの食い付きも良いですし、塗装後の仕上がりも良いです。パーツ一つ一つが一気にリアルになりました。 さて、明日は、内装を完成させようと思います。 ボディーの方は、もう一日くらい乾燥させて明後日あたりに磨きだししようと考えております。 |
2004.10.25(月曜日)
今日の作業は・・・休みです。
時間がとれませんでした。 もうそろそろクリアーが乾いてきたので、明日には磨き出しに入れそうです。 一応、ボディーの状態をアップしました。 磨きだししなくても、十分ツヤがあります。 磨き出しをしたら、こんなツヤではないのでしょうね。楽しみです。 |
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ちょっとだけ作業しました。
といっても、ホイールにセンターの黒いパーツを接着しただけですけどね。 メッキで覆われている箇所は、タミヤのセメントでは接着できないので、コニシのGクリヤーで接着します。 よくメーカーでは、メッキ部分に接着する場合はメッキ部分をカッターなどで剥いで接着するという注意書きがありますが、このGクリヤーで接着すれば、直接接着することが出来ます。 |
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なかなか良い感じになりました。
とりあえず、タイヤはこれで完成です。 まだまだ工程はたくさんありますが、一歩ずつ着実に完成に向かっております。 |
2004.10.26(火曜日)
今日はボディーの磨き出しを行います。
その前に、内装の塗装を行ってしまいます。 すでに塗装しておいたシート、ドアの内側部分をマスキングします。 マスキングする時は、調合スティックを使用して細かい隙間を押しつけてやると、隙間が無くなり、非常に便利です。 この塗り分け、マスキングするのに非常に面倒です。 磨きだし前に、時間がかかってしまいました。 |
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他の内装パーツ。
これら全てにクレオスの#13ニュートラルグレーを吹き付けます。 このキットの内装は、基本色にニュートラルグレーと指示されております。 果たして、塗り分けが上手く行くでしょうか。 はみ出さない事を祈ります。 |
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そして吹き付けたところ。
吹きつけは、いつもの通りアッと言う間です。 サーフェイサーはグレーなので、グレーの色に、少々濃いニュートラルグレーを吹き付けたという感じです。 どちらもたいした色の違いがなかったので、吹きつけ加減が難しかったです。 果たして、全体にきちんとニュートラルグレーが塗られているか、心配です。 |
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さて、いよいよ磨き出しに入ります。
私がいつも使う道具は#2000の耐水ペーパー、水、テッシュ、綿棒、コンパウンド2種類(細目・仕上げ目)、そして古着のTシャツです。 テッシュは水を付けた耐水ペーパーを拭き取る時に使用するだけで、コンパウンドで磨く時は、Tシャツを使用します。 |
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さっそく#2000の耐水ペーパーでボディー全体を磨いてみました。
そうすると、全体に細かい傷が付き、ツヤが無くなりました。 細かい傷が付くという表現はおかしいかも知れませんが、クリアーのデコボコを耐水ペーパーを当てる事によってフラットになり、写真のように曇った感じになる訳です。 これを、コンパウンドで更に、ツヤを出すために磨いていきます。 |
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最初は、タミヤの細目コンパウンドで全体をまんべんなく磨き、ツヤが出てきたら、最後に仕上げ目で光沢が出るように磨いていきます。
2時間くらい磨きました。 とても疲れる作業ですが、写真のように蛍光灯の光がくっきり映し出されると楽しくなってきます。 一応、写真の状態で磨きだし完成です。 |
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観葉植物の下で、写り込むように写真を撮ってみました。
どうです?鏡面仕上げになっている事がおわかりになるでしょうか。 今回はカドを出すことなく磨き上げる事が出来たので満足です。 メタリック系の色は、ツヤが出やすいので、今回もなかなか良いツヤが出ております。 |
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最後に、先程塗装したシートとドア内側のマスキングを剥がしてみました。
これも、特別はみ出すところもなく満足の仕上がりになりました。 ただ、ドアの内側の塗り分けは、微妙ではありますが色の違いが分かるのですが、シートの方は、どこに色の違いがあるのかよく分かりません。 もっと、メリハリのつく塗り分けにしたかったので、少し残念です。 せっかく時間をかけてマスキングしたのですから。 |
2004.10.27(水曜日)
今日は製作を開始する前に、リアの荷台の部分を借り組みして完成予想を頭に描きながら楽しんでいたのですが、ふと、失敗に気づきました。
私は横着な性格のせいか、目に見えなくなる部分は塗装しないように手を抜いて作業を進めている訳ですが、写真のように2枚のパーツを重ね合わせる事によって形成するリアのゲート。 トヨタとかかれたパーツをひっくり返して、そこにもう一方のパーツをはめ込む方式になっております。 ここまでは予想通りで、重ね合う死角になる部分は塗装しなかった訳ですが・・・ |
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実際に合わせてみると、周りの縁は死角にならない事が判明。塗装および磨き出しをしてしまってからでは気が付くのが遅すぎました。
完成時にサーフェイサー色がここの部分だけむき出しになってしまい見栄えが悪いので、仕方なくもう一度、ボディー同色で塗装を行います。 しかし、このボディー色は調合して作ったものです。しかも、すでに使い切ってしまったので同じ色を出すのは事実上不可能です。 かといって、塗らない訳にはいかないので、もう一度調合して塗装する事にします。 また遠回りしてしまいました・・・ |
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とりあえず、作業は進めます。
今日は、ボディーのつや消し黒の塗装を行います。 今回、つや消し黒を塗る箇所は、両サイドの窓枠、リアの窓枠、そして、ボディー側面中央あたりに走るラインです。 マッド・ガードのパーツも一部、塗装していなかったので一緒に行います。 このマスキングも意外に手間がかかりました。 マスキングテープの密着するにはいつものように調合スティックを使用しています。 |
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マスキングにかなり時間がかかりましたが、いよいよ塗装です。
その前に一番初めにふれましたが、ボディー色を塗り忘れた部分の塗装から行います。 調合して作ったボディー色なので、同じ色を出すのは難しいのですが、何とかそれらしい色が出せました。 これならおそらく、誰も気づかないでしょうね。 初めから良く借り組みしておけばこんなミスにはならなかったのでしょうね。 |
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続いて、つや消し黒の塗装。
マスキングに時間がかかる反面、吹きつけはあっという間です。 吹き付けた後、このマスキングテープを剥がす瞬間が緊張します。 どこにもはみ出さないで、上手く塗装されていれば良いのですが。 おそるおそる剥がしてみます。 |
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そして、剥がした写真です。
なかなか上手く仕上がりました。 特に塗料がこぼれてしまう箇所もなく、綺麗に仕上がりました。 今日は少しモチベーションが低下気味でしたが、これでまたやる気を取り戻しました。 フロントの窓枠は、インストではシルバーを塗装するよう指示されておりますので、ここは、メタルックを貼るか、アルクラッドで塗装するか、明日以降考える事にします。 |
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ボディーのアップの写真。
窓枠の塗装が上手くできた事が分かります。 意外に窓枠が細かったのでマスキングは大変でしたが、苦労した分上手く行ったので報われました。 そうそう、同時に内装もつや消し黒を吹き付けました。 最近は、内装の色をつや消し黒で簡単にすませてしまう事が多いです。これも手抜きだったりもするのですが。 ワゴン車等は室内が広いので、このような手抜きはしませんが。 |