ニッサン テラノ 製作記3
2007.07.23(月曜日)
今日はインテリアの製作から始めます。
いつものようにパーティングラインを消す、下地処理から。 この頃のキットは、容赦なくパーティングラインが入っています。消すのはなかなか大変です。 |
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ヘッドレストは別パーツ。
支柱はプラスチックでは貧弱なので、ちょっとしたディテールアップを施します。 ヘッドレストに0.8ミリの穴を開け、短く切った虫ピンを差し込みます。 右がキットのままのヘッドレスト、左が加工済み。 あまり見えないところではありますが、金属の質感が出たと思います。 |
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シートの裏側にエポキシパテを裏打ちしておきます。
ちょっと親切な最近のキットなら、きちんと別パーツでシートの裏も再現してくれているのですけどね。この頃のキットは・・・手がかかります。 リアウインドウから覗くとシート裏が見えてしまいますので、裏打ち作業は必須です。 エポキシパテが完全に硬化するには一晩かかりますので、とりあえずインテリアの作業はこれでおしまい。明日に持ち越します。 |
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ウインドウのクリアーパーツの塗装を行ってしまいます。
何度も言うようですが、ころころのキットは今のキットのようなマスキングシートなんて親切な物は付属されません。 よって自分でカットして作らなければなりません。最近のキットばかり作っていると、こういった作業は面倒でもありますが、反面楽しかったりもします。 サンルーフ部はモールドがしっかり入っていたので、マスキングテープを貼ってその上からデザインナイフでカットしました。 |
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問題はリアのウインドウ。
こういうマスキングが一番面倒なんですよね。 でも、大丈夫。プロモデラーの北澤さんのブログでお手軽マスキング術が公開されていましたので真似してみます。 水性ペンで黒縁の境界線をなぞっていきます。 |
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そこにマスキングテープを貼って、剥がすとご覧の通り見事に転写されます。これは目から鱗です。
クリアーパーツ側に残ったインクは水で拭き取るか、タミヤのアクリル溶剤で拭き取れば綺麗に消す事が出来ます。 今まで製図用のトレーシングペーパーを利用して四苦八苦してましたがこの方法だと簡単に型紙を作る事が出来ます。 |
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気に入らなければ何度か作り直して自分が納得の行くマスキングになったところで塗装します。
北澤さん、有り難うございます。許可無く当サイトでも利用させて頂きました。ジャンジャン真似して幸せになってくださいと言う事で、お言葉に甘えて幸せにならせて頂きました。 今回使用した水性ペンは若干太かったので、文房具屋で細いタイプを探してきます。 |
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そしてサンルーフ部とリアウインドウ部にツヤ消しブラックを吹き付けました。
サンルーフ部は外側から、リアウインドウ部は内側から塗装。 |
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マスキングを剥がし、早速ボディーと一体化しました。接着に使用したのはGクリアーです。
なかなか良い感じに仕上がりました。 製作時間がぐっと短縮された感じです。 |
2007.07.24(火曜日)
今日は内装関係のパーツの下地処理をひたすら行います。
昨日シート裏にパテを裏打ちしておきましたが、完全に硬化しましたので成型していきます。 エポキシパテは硬化後は非常に固いので、成型が大変です。シート三つだけで一時間半も費やしてしまいました。 |
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成型が終わったら、持ち手を付けて塗装を行います。
まず、一段階目の塗装はクレオスの#37グレー75をシート、ドア、フロアに吹き付けます。 一晩乾燥させて、その上から更に濃いグレーをマスキングして塗り分けします。 |
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内装の成型に疲れたので、ボディーの方を少しいじります。
ドアの取っ手下には鍵穴を開けておきましたので、そこに金属を差し込んでディテールアップしたいと思います。 |
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虫ピンの先端を切断し、目の細かい金ヤスリで先端が平らになるように削ります。 | |
そして有る程度の長さに切って、開けた穴に虫ピンを差し込んで完成です。
金属の質感が出て鍵穴っぽく仕上がりました。 |
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少し遠くから見ても鍵穴だという事が良く分かります。
簡単に鍵穴が表現出来るので、今後は大いにこの虫ピンを採用していこうと思います。 |
2007.07.25(水曜日)
今日も内装塗装の続きを行います。
昨日塗装しておいた塗料も一晩で乾燥したので、今度は更に濃いグレーを塗装するためマスキングします。 重ね塗りの基本は薄い色から塗装し、一番濃い色は最後に塗装します。 |
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他のインテリアのパーツも下地処理し、いよいよ塗装です。 | |
塗装後は、エアブラシの洗浄等を行っていると、塗料はほぼ乾いてしまいます。ラッカー系の塗料は乾燥が早いというのが一番のメリットです。
すぐにマスキングを剥がしてみると、塗料がはみ出るところもなく、塗り分けが綺麗に出来ました。 |
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こちらはドアの内張。
全体的に上手く行ったので満足です。 ただ、ちょっとマスキングの場所を間違えたところがありましたが、言わなければ解らないのでこのままスルーします。 内装はあと一色、ツヤ消しブラックの塗装が残っています。これが終われば組み立てに入れるのであと少しです。 |
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フロントグリルが別パーツになっています。こちらも仕上げていきたいと思います。
問題はNISSANのロゴ。ここは白で塗装しなければなりません。 ここをどうしようか色々と悩みました。筆塗りすると確実にはみ出してしまい汚くなります。 |
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そこで、爪楊枝で丁寧に塗料を剥がし、下地を出す事にしました。幸い下地は白だったので、なんとか様になりました。
ただ、下のV30のロゴは金色でしたのでやむなく筆塗りで塗装しました。案の定、はみ出しました。数字が潰れています。近くから見ないと解らないので、ここも良しとします。 |
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ヘッドライト、ウインカーを取り付けました。
下地のシルバーはメタルックを貼って表現しています。 ウインカーのサイズが若干小さかったのですが、無理矢理接着しました。ここまで良い出来のキットだけに惜しいです。 ここまで来るとだいぶ完成が見えてきました。あともう一踏ん張りです。 |
2007.07.26(木曜日)
今日は内装の最後の塗り分け塗装、ツヤ消しブラックをマスキングして塗装していきます。
塗装する部分はほんのわずか。このために、労力を惜しんでマスキング作業を行いました。1時間半のマスキングテープとの格闘です。 |
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テールランプ、ウインカーレンズの塗装も同時に行います。
テールランプはオレンジ、レッド、そして透明と塗り分けしなければなりません。 最初にオレンジの部分を塗装するので、マスキングを施します。 |
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そして塗装を行いました。
室内パーツのマスキングをおそるおそる剥がしてみると、今回も何とか上手く塗り分ける事が出来ました。 内装の塗り分け塗装、ミスらしいミスが無かったのでモチベーションアップです。 綺麗に決まると楽しいですね。 |
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フロントバンパーに先程のオレンジパーツを組み込んでフロント周りの完成です。
向かって左のレンズは接着剤のチョイスミスをして端が黒く変色してしまいました。ここに来てこういうミスは痛いですね。 |
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内装の塗装が全て完了したので一気に組み上げていきます。
パーツはそれほど多くないのであっと言う間に組み上げる事が出来ました。 ヘッドレストも金属に変更しているので良い感じにディテールアップしました。 |
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こちらは運転席側。
塗り分けがピシッと決まると、雑な組み上げでも綺麗にまとまって見えますね。大満足です。この感覚は、模型を作る側の醍醐味です。 |
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シャシーと内装、ボディーを合体させてタイヤを取り付けてみました。
心配していたリアの車高も落としすぎた感もなく、なかなか良い感じになりました。 あとはボディーの細かいパーツを取り付ければ完成です。 次回でテラノの製作記は最後になりそうです。 |