F430 チャレンジ 製作記2
2007.12.18(火曜日)
今日も昨日の下地処理の続きから。
納得が行かなかった部分は、再度ペーパーを当てて傷を消していきます。 そしてサーフェイサーを吹き付けて状態をチェック。 今回で概ね納得が行ったので、2時間くらい乾燥後、ベースホワイトを吹き付けました。 |
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今回、スジ彫りに使ったPカッターはグラインダーで薄く削った物を使用。
よって、以前よりさらにシャープなスジを彫る事が出来ました。良い感じです。 明日は本塗装を行いたいと思います。
と、今日のF430の作業はこれだけ。実は違うキットにも手を付けまして、そちらをメインに今まで製作していました。こちらの製作状況は落ち着いたら逐次紹介していきたいと思います。 |
2007.12.19(水曜日)
今日は本塗装を行います。
今回使用するのはガイアカラーのホワイト。うわさでは良いと聞いておりましたが、ついに私もこのカラーを入手しました。 隠蔽力と乾燥の速さが売りのこの塗料。 はたしてどうでしょうか。 |
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クレオスの薄め液で希釈し、一気に塗装を行いました。
うわさ通りの乾燥の早さは圧巻。それに加えベースホワイトを更に白くしていく隠蔽力の高さは素晴らしいです。 画像は少し暗くなってしまいましたが、実際は真っ白です。口々に良い塗料と絶賛される訳がわかりました。車のボディーなどのツヤと耐久性が必要とする部分にはもってこいですね。 これだけ乾くのが早いと、一晩乾燥させれば明日にはマスキングして塗り分け塗装が出来そうです。 |
2007.12.20(木曜日)
今日はマスキングをして塗り分け塗装を行います。
さて、キットの箱絵を見て気になった点がリアフェンダー部の所にあるシェルのマーク。箱絵では周りが白くなっています。 デカールはと言うと白い部分があるんだか無いんだか良く分かりません。 このままだと、シェルマークのオレンジの部分がボディーの色に紛れて目立たなくなります。 そこで、この白い部分をマスキングして今の白いボディーの色を生かす事にします。 |
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作業としてはシェルマークをスキャナーで読みとり、秘密兵器のカッティングマシンを使ってマスキングシートを作成します。
デカールのシェルマークより一回り大きく形を切り抜けば完成。 |
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デカールを貼る所定の位置に今作ったマスキングシールを貼ればレッドを塗装しても、このシールの部分だけ白く残ります。 | |
あとはいつものように塗り分けを必要とする場所にマスキングテープを貼って、塗り分け準備の完了。
一気に塗装へと進めます。 |
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今回使用したのはガイアカラーのブライトレッド。
ブライトレッドは少々朱っぽい色をしていますが、最近のフェラーリのマシンにはこの色が合うかと思います。 ガイアカラー事態も乾燥が早く、ムラ無く塗装する事が出来ました。 |
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マスキングを恐る恐る剥がしてみると、塗り分けは大きなトラブルもなく完成。
色が入ると格好良くなってきました。 |
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先程のシェルマークも剥がしてみました。
こちらも綺麗に形が残ったので満足です。 これで本塗装は終了です。 明日はいよいよデカールを貼っていきます。 ガイアカラーは乾くのが早くてどんどん作業が捗ります。やみつきになりそうです。 |
2007.12.21(金曜日)
今日はいよいよデカールを貼っていきます。
週末にデカールを貼れるよう進めてきましたが、塗料の乾きが早いのに助けられ予定通りデカール貼りです。 このキットに付属するデカールはカルトグラフ社製のデカールではなく、普通の薄っぺらいデカールです。 フジミのデカールは今一設計が曖昧なので少々不安ではありますが・・・ |
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まず気になっていたのが、先日マスキングして塗装を行ったシェルのマーク。
早速ここにシェルのデカールを貼ってみます。 サイズ的にはちょっと白い部分が大きすぎた感がありますが、綺麗に仕上がったので良しとします。 |
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続いてはボンネットのデカール。
ここが一番サイズ的に心配していましたがやはり懸念通り寸法が足りませんでした。 どうせならもう一回り大きく設計してほしかった。 ほんの1oくらい両端足りません。 遠くから見れば判らないので、特別修正しない事にします。下手にタッチアップすると逆に汚くなる恐れがありますので。 |
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またこのデカールは非常に薄いので白いデカールは透けてしまいます。やはりというか・・・
遠くからみればそれほど判らないので、ここもスルーすることに。 それにしても、薄いデカールです。軟化剤を使うとすぐに溶けてしまいます。原液を使わない方が良いでしょう。 |
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デカールに苦戦するも何とか貼り終えました。
いろいろ問題点も多いデカールでしたが完成すると格好いいです。 次回はクリアーを塗装していきます。 |
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デカールを貼り終わってインストを見ていたら注意書きが。
余ったデカールって・・・おぃ、インスト通り貼っていくと1枚もデカールは余りません。この注意書きは何なんでしょう。 |
2007.12.23(日曜日)
今日はクリアーを吹こうと最終チェックしていたところ、やはり前回のデカールの隙間が気になり、結局タッチアップすることにしました。
予想通りちょっと見てくれが悪くなりましたが、隙間が無くなったのでこれで良しとします。 一晩乾燥させて、次回クリアーを塗装します。 |
2008.01.14(月曜日)
こちらもクリアーを吹き付けます。
その前に水でボディーを洗い流します。この時期は湿度が低いので(現在30%)、静電気除去のためにも一度水洗いした方がいいでしょう。 乾燥後、1回目のクリアーをボディーになじむ程度に吹き付けます。 今回使用したクリアーはガイアカラーのクリアー。 とりあえずデカールの溶けなどは発生せず、1回目のクリアーは終了。 一晩乾かして、明日以降もクリアーを吹き付けます。 |
2008.01.16(水曜日)
今日は3回目のクリアー塗装。
密かに2回目は昨日終わってました。 最後のクリアー塗装だったためたっぷりと吹き付けました。 吹きつけ直後はこんな感じ。 このまま硬化してくれれば綺麗な鏡面になるんですけどね。ラッカー系クリアーはそうも行きません。硬化するにしたがってツヤは少しずつ落ちていきます。 完全に硬化するまでしばらく乾燥させます。 |
2009.01.04(日曜日)
新年一発目は作りかけのF430チャレンジ。最後に触ったのは実に一年前。製作記録を見返してみると昨年の正月にクリアー塗装を終えて、そのままとなっておりました。
こいつを正月休みを利用して完成まで一気に持っていきたいと思います。 まずは写真のパーツ。このパーツ(D8)は本来、白に塗装しなければならないのですが、普通にボディー色に塗装してしまいました。最初の方で、ここは白に塗らなければならないと確認していたのにうっかりしてしまいました。F430はバリエ豊富でストックがたくさんあるので、違うキットから拝借して新しいパーツで塗装し直すことにします。この塗装したパーツは次の機会に使用します。 |
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消火器?のパーツはパーティングラインやゲートが目立つのでメッキをはがして下地処理することにします。
いつものようにキッチンハイターに数分間浸けて、メッキを剥離します。 |
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次々と塗装するため、下地処理を行います。
同色のパーツをまとめて下地処理をすれば工程の無駄を省けます。 緑色と水色のパーツはシルバー系に塗装するため、下地色をつや有りブラック、黄色とピンクのパーツは明るい色に塗装するので下地を白に塗装します。 |
2009.01.05(月曜日)
今日も塗装を行うための下地処理の続きです。
シートを塗装しようと思いましたが、シートベルトを通す穴が開いていないのでピンバイスを使って穴をあけておきます。 |
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今日塗装するのはつや消し黒の塗装群。
この塗装が終われば大方の塗装が終了するので、下地処理の大詰めです。 さすがにパーツが多いので時間がかかりました。 この後、塗装を行い今日の作業は終了です。 |
2009.01.07(水曜日)
昨日塗装を終えた室内のパーツ。
深みのあるブラックになりました。 私の場合、マッドさを強調するためにつや消しブラックにフラットベースを加えます。 |
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先日、ガイアカラーのシルバーを塗装しておいたパーツをマスキングして、バンド部分のブラックを塗装します。
ガイアカラーのシルバーはマスキングをしてもテープを剥がしたときに一緒に塗料が持っていかれるということが少ないので、シルバーで細かいマスキング塗り分けを行うには重宝する塗料です。 |
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同様にしてブレーキのパーツも塗り分け塗装します。
フェラーリのキャリパーといえば赤か黄色が多いのですが、レースしようなので今回はブラックに塗装します。 |
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こちらはシート。
先日下地色にホワイトを塗装しておきましたので、シートの色のレッドを塗装しました。 シートはこの後、背面の別パーツを取り付けることになります。 |
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助手席側の足下にくるタンクのパーツの塗装が完了しました。
パーティングラインも消えて、良い感じに仕上がりましたが完成後はあまり見えなくなるのが努力が報われないところ。 |
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こちらはブレーキのパーツ。
塗り分け具合は概ね良好。 中心周辺部のボルトの頭をアクセントとしてメタリックグレイを乗せてみました。ただ、ホイールを取り付けてしまうと目立たなくなってしまいます。 |
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こちらはエンジンのパーツ。
製作当初はインスト通りレッドにしようかも考えましたが、ここはレースしようということで実写と同じような配色にしてみました。 このパーツはF430のエンジン部の一番の見せ所のパーツなので、綺麗な塗り分けが不可欠です。こうして塗り分けると、リアルに仕上がりました。 今回は黒鉄色、ミラークローム、つや消し黒、つや有り黒と塗り分けてあります。 |
2009.01.08(木曜日)
製作も終盤に近づいてきます。
メインの塗装はほぼ終わったので、これからは塗り分けが多くなってきます。 エンジンのベース部分の塗り分けはシルバーに塗り分けなければなりませんが、マスキングするには大変な作業。ここは凸モールドがしっかりしているので、筆塗りで簡単に仕上げることにしました。 多少は見出しはあったものの、タッチアップしてそこそこ綺麗に仕上げることができました。 インストはあまり信用できないので勝手に解釈して塗装しています。 |
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インパネ部のエアーダクト周辺も筆塗りで塗り分け。
アクセントにスイッチをレッドに塗装してみました。黒の上にレッドを直接塗装してもくすんだレッドにしかならないので、下地にホワイトを塗装してからレッドを塗装してあります。 デカールを貼って完了です。 |
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シートの背面に別パーツを取り付けて、表面に薄く墨入れをしてみました。
カーモデルのシートは大抵が押し出しピン跡ががっちりついていて、消すのに一苦労するわけですが、今回のキットのように裏側が別パーツになっているとパテを持ったり削ったりしなくてすむので非常に助かります。 |
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これで足回り、エンジン部、インテリアの塗装が完了したので、一気に組み立てに入ります。
といっても、パーツの構成事態にシンプルなので、組み上げるのはものの数分。 足回りはビスで固定できるので非常に楽賃です。こういう構成なら、仮組も楽で良いんですけどね。仮組の時はいつも接着剤の付けすぎでパーツがはずれなかったり折ってしまったりで苦労します。 |
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エンジン部も一気に組み上げます。
非常に少ないパーツ構成ながら、出来上がりはリアルです。 本当はケーブルなどを追加してあげればさらにリアルに仕上がるのでしょうが、私はキットの通り簡単にすませることにします。 インテリアは、シートに市販のディテールアップパーツを使う予定なのでひとまず保留にしておきます。 |