F430 チャレンジ 製作記3
2009.01.09(金曜日)
塗装は窓枠塗装を残すのみ。
最近のキットであれば窓枠を塗装するためにマスキングシートが付属されるようになりましたが、このキットでは付属されていません。 フジミのF430はバリエーション豊富。私もこのキットの他に7台、ストックしているのでこの際、時間をかけてマスキングシートを自作することにします。 まずはベースとなる窓枠の写真を撮ります。この写真を元にマスキングシートの基本データを作っていきます。 |
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フロントガラスは若干の曲面になっているので写真を写して型を作成するわけにはいきません。そこで一度マスキングテープをフロントガラスのパーツに貼り付けて鉛筆で縁をかたどっていきます。
これを写真にとって先ほどと同様に基本となるデータを作成します。 |
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こちらはサイドウインドウ。あまり曲面ではありませんでしたが、フロントガラス同様に作成していきます。
パソコンのデータ化は根気がいる作業。何度も補正してマスキングシートを切り出して、自分が納得いくように作業します。 一度データを作っておけば、今後のF430を作成するときに利用できますからね。労力を惜しまず時間をかけて作成しました。 |
2009.01.12(月曜日)
先日作成した基本データはこちら。
結構時間をかけて作成しましたが、いじればいじるほど違うところがおかしくなります。ある程度は妥協してマスキングデータの完成です。 これをステカを使って切り出していきます。 |
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マスキングシートを切り出したのがこちら。
一度基本データを作成しておけば、複製はいくらでも簡単にできます。 リアウインドウ、フロントウインドウ、サイドウインドウ、テールランプ等のマスキングシートの完成です。 |
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作成したマスキングシートを早速貼ってみました。
これで窓枠塗装の準備は完了です。 つや消しブラックを塗装します。 |
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実は昨日、じっくり一日かけて研ぎ出しを行いました。
研ぎ出しはいつものようにタミヤのコンパウンド粗目→細目→仕上げ目の順で仕上げてあります。 今回もなかなかのツヤを出すことができました。 |
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全体をマスキングして、窓の縁をつや消しブラックを塗装します。
さすがにボディー側はマスキングシートを作成するより、その都度マスキングをして切り出した方が綺麗に仕上げられます。 この辺の手間は惜しまず行います。仕上がりが変わってくる重要な工程です。 |
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テールランプは全て同じようなのですが塗装は2種類しなければなりません。
クリアーレッドを塗装後、2個はクリアーオレンジを中心に塗り、残りの2個はクリアーのままです。 |
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そして塗装を行いました。
ボディーのマスキングを恐る恐る剥がしてみると、今回も無難に仕上げることができました。 ブラックが入ると、全体が一気に引き締まります。 |
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クリアーパーツもマスキングを剥がし、デカールを貼りました。
マスキングシートも若干の妥協はあったものの綺麗に曲線が出せたのでOKだと思います。 |
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ボディーに墨入れをし、ライト類のパーツを取り付け、クリアーパーツを接着してタミヤモデリングワックスを掛けて、ボディーは完成です。サイドミラー、牽引フック等は取り付けていませんが、一番最後に取り付けることにします。
これで後はインテリアのシートベルトの製作のみとなりました。 完成まで後一歩です。 |
2009.01.13(火曜日)
最後に残っていたシートベルト。
今は無きモデラーズのシートベルトセットを使いました。ただ、そろそろモデラーズ製のシートベルトセットのストックが少なくなってきました。今後は違うメーカーの物に切り替えなければなりません。 ところで、シートは2つ製作しましたが、実際助手席って必要なのでしょうか?ネットで色々ググって見ましたが、いまいちよくわかりません。手持ちの資料の写真ではシートが運転席側にしか無い物もあります。 良くわからなかったので、一応助手席にもシートを載せることにします。 |
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シートを固定すれば、後はロールケージを取り付けてインテリアの完成です。
ほとんどキットのまま素組なのでシンプルに感じますが、余力がある方はケーブル等を追加してあげるとリアルに仕上がるでしょう。 |
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赤いシートに赤いハーネスはあまり目立ちませんが、臨場感は出せたと思います。
キットの構成は非常にシンプルなのでとても組み立てやすいです。しかも、合いが悪いところはほぼありません。なかなか良キットです。 シートベルトの作成に時間がかかりましたので今日の作業はここまで。 明日は完成できると思います。 |
2009.01.14(水曜日)
今日の作業はほんのわずか。
ボディーとシャシーを合体し、残っていた小物パーツを接着して完成です。 今年に入ってからの完成第一号です。 |
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このキットはデカールには問題がありましたが、キットの素性はなかなかのもの。合いも良いですしとても作りやすく、作業が飽きないうちに完成に持っていくことができます。
赤、白の2色塗り分けがありましたが、使用したガイアカラーの隠蔽力が良かったので綺麗に塗り分けることができました。 |
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こちらはリア側のアングル。
なかなかかっこよく仕上がりました。 ただ、若干リアのテールランプの合いが悪いところもありましたが、位置をごまかしながら接着すれば目立つことはありません。 |
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エンジンも簡易的な構成ながら完成するととてもリアルに仕上がります。
本当は赤いエンジンを作りたかったわけですが、レース仕様に忠実に塗り分けてみました。 このF430のキット、とても作りやすかったので、次は普通のロードカーを作ってみたいです。フェラーリ599GTBと並べたら格好いいと思います。 これで製作記はおしまいです。ありがとうございました。 こちらから完成写真をご覧になれます。 |