ポルシェ911GT1 製作記5
2006.07.31(月曜日)
完成まであと少し。
一気に作業を進めます。 まずは墨入れから。 タミヤのエナメル塗料、セミグロスブラックを10倍くらいに薄めた物を使います。エナメル塗料を使うメリットは、ラッカー塗料でクリアーコートしてあるボディーの上では、容易に拭き取ることが出来るからです。 |
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墨入れが終わると、小物パーツを接着していきます。
写真はフロントのエア・アウトレットのフィン。こちらは強度が心配だったので瞬間接着剤で固定しました。 |
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ウインドウも取り付けます。
こちらは瞬間接着剤を使うと失敗したとき取り返しのつかない事になりますので、塗装面を侵さないGクリアーという接着剤で固定します。このようなクリアーパーツはエポキシ接着剤を使用しても良いでしょう。 さて、フロントウインドウのハチマキ部のデカールを貼るとき、位置合わせに非常に苦労しましたが何とか許容範囲内で修まりました。 |
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その他のヘッドライト等のクリアーパーツ、ワイパーをGクリアーで接着して概ねボディーは完成です。
それではいよいよボディーとシャシーを接着します。 ところが、合わせてみると微妙にボディーが歪んでいるせいでなかなか合ってくれません。今まで、タミヤのパーツの精度を大絶賛してきたわけですが、ここに来てマイナス点です。 仕方がないので、瞬間接着剤を少々多めに付けて強引に接着してしまうことにしました。瞬間接着剤とはいえ、硬化するまでは動かないように強く押さえつけておくことが必要です。 |
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結局、硬化するまで指で十数分押さえることにしました。
接着に苦労したものの、シャシーとボディーが合体です。ただ、がっちり固定したので二度と開けることが出来ませんが・・・ これでほぼ完成しました。 |
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さて、後はリアカウルのテールランプの塗装を残すのみとなりました。
ここだけは失敗を避けたいですからね。明日はこのクリアーパーツをマスキングして、塗装したいと思います。 上手く塗装できるでしょうかね。 |
2006.08.01(火曜日)
今日は一気に完成させてしまいたいと思います。
まずはテールランプの塗装から。 テールランプは塗り分け塗装となりますのでマスキングします。テールランプのクリアーパーツの場合、表と裏、どちら側に塗装するか迷うわけですが、今回は裏側から攻めることにしました。よって、濃い色から塗装となります(ラジコンのボディーを塗装したことがある人は分かると思いますが)。ちなみに表側から塗装する場合は明るい色から塗装します。 写真はいきなり黒塗装が終わったところです。マスキングを剥がしてみましたが、気になるはみ出しもありませんでした。この後、クリアーレッドを吹き付けることにします。 |
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テールランプが乾くまで、違う作業を行います。
この段階でワックスがけを行います。 まだ接着する部品(サイドミラー、ドアの取っ手リアウイング等)が残っていますが、接着してしまうとワックスをかけるのに邪魔になるので先にワックスをかけます。 今回使用したのはハセガワのコーティングポリマーです。感覚的にはタミヤのモデリングワックスの方が好きなのですが、ハセガワのワックスで仕上げます。 |
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一通りワックスをかけ終わると、次は細かいパーツを接着していきます。
本来、ワックスが乗るとパーツを接着するのは困難ではありますが、瞬間接着剤を使用すれば問題有りません。 ただし、ボディー表面を溶かす恐れがありますので要注意です。 そこで、瞬間接着剤用のノズルが出ていますのでこれを使用して点付けを行います。このノズルは少量の接着剤を出すのに非常に有効なので便利グッズです。 |
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ドアの取っ手とサイドミラーを接着しました。 | |
リアウイングも固定し、テールランプにはメタルックを貼り付けました。
ただ、この局面に一面のメタルックを貼り付けるのは至難の業。 私は分割して慎重に貼ったのですが、やはりシワが出来てしまいました。難しいです。 でも、この程度ならクリアーパーツを固定すれば問題ないだろうと思いこのまま行きます。 |
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だいぶ塗料が乾いたので、簡単にマスキングしてクリアーレッドを吹き付けます。
因みに、インストでは全部がクリアーレッドと支持されているのですが、箱絵を見ると、両端はクリアーオレンジになっているので両サイドをマスキングしました。 クリアーレッドを吹き付け、マスキングを剥がし、タミヤのエナメル塗料でクリアーオレンジを筆塗りして完成させようと思います。 |
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ルーフのアンテナを自作します。
私の最近のお気に入りは釣りようのテグス。 0.3ミリのテグスを使用します。 伸ばしランナーにピンバイスで0.3ミリの穴を開け、そこに挿入するだけです。ピチピチなので接着剤は使用しません。 |
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後は適当な長さのところでカットし、接着すればルールのアンテナが完成です。
なかなか良い感じに仕上がりました。 この後、セミグロスブラックでテグスを筆塗りしておきます。 |
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今回はファスナーやボンネットピンを市販のディテールアップパーツを使って表現したいと思います。
どちらともモデラーズ製です。 最近はあまり見かけなくなったので貴重なアイテムです。 |
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エッチングパーツをカッターで切り取り、下地処理で削り落としておいたファスナー部に接着します。
本当は瞬間接着剤で固定しようかと思ったのですが、パーツ自体かなり小さいのでリスクが高いと判断し、Gクリアー接着剤で固定しました。 Gクリアーは接着力は弱いもののこの程度のエッチングパーツの接着には有効です。しかも下地を溶かすことはありませんからね。 |
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ボンネットピンも同様にGクリアーで接着しました。
非常に小さく、あまり目立ちませんね。でも、雰囲気重視と言うことで。 |
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乾かしていたテールランプを固定し、これで全て完成です。
テール部も、塗装が苦手だったのですがわりと綺麗に仕上がりました。 |
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なんとか完成に持ってくることが出来ました。
ここまで来るのにとても大変でした。 理由は塗り分けの多さだと思います。 それにしても、サイドミラーのブルーがブラックに見えてしまいますね。 もっと明るいブルーにすれば良かったなと後悔。 |
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こちらはテール側から。
迫力あるGTウイングも格好いいですね。 リアカウルの合いも良好。この辺は流石ですね。 |
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本当はゴールデンウイーク中に完成させたいと思って製作開始した訳ですが現実はそんなに甘くありませんでした。
ここまでエンジン、シャシー、内装の塗装が大変だとは思いもしませんでした。 色々失敗もありましたがこれで製作記は終了です。 完成写真はこちらからご覧になれます。 |